La Vento 345

La Vento

N-ro 345   2013. 7月号

Suita Esperanto-societo
吹田エスペラント会会報  発行:矢野義男 吹田市山田東2-25-13
郵便振替 00970-0-319578   年会費 6000円  準会費 2400円
ホームページ http://suita.chu.jp


Skype による 吹田エス会の例会活動について!!

5月23日(木)から始まったSkypeは、参加者の悪戦苦闘の操作の連続で、試行錯誤の状態が続いていますが、それでもだんだん軌道に乗ってきました。7月17日には、佐藤,松田、松井、矢野、矢吹がちゃんと画面上に出て、話すことができるようになりました。
8時から9時ごろまでと時間を決め、前半は近況報告、後半は、テキストを使って学習することにしようと内容も決まってきました。
でも、吹田エス会の会員全員がSkypeを利用できる状態にはなっていないので、引き続き、会員全体の例会の持ち方をどうするかを考えていかなくてはなりません。


★先月号に引き続き矢野さんの「阿波カメリア椿展奮闘記」を掲載します。

  阿波カメリア椿展奮闘記 その3

矢野明徳

5)椿展の来場者の声及び評価
徳島新聞に開催前日イベント情報欄に、椿展開催の案内が載せられており、数人の方から問い合わせがあり来られた。
来場者は2日間で延べ大凡150名程度になった。来訪者が来られるときは一度に大勢となり、対応に相当苦慮し、自分の性格と脳卒中の後遺症からくる神経の不安定さもあり、礼を失したかもしれない。しかし、後から考えると、これだけの方が見えて、喜んで頂いたことは、企画担当者として、此の上なき喜びである。改めてお礼を申し上げたい。
準備の当日、急に椿の花が集められ、華やかな風景になったので、老人ホームの居住 者が、突然何事が起きたのだろうと、見に来る、近所のアパートのベランダから奇麗な花が咲いているのでなんだろうとこれも見に来るはで、花の存在はことの他大きいものである。
そして、会場の準備作業の最中に、覗き込んでくる方もおられた。また、椿の花を下さいとお年寄りの方が来られて、喜んで持って帰られる姿を見ていると、本当に開催して良かったと思うのである。
また来年もして下さいね、それまで生きていますからと車椅子の老人に言われると、これはもう愛好家冥利に尽きるというものである。
来場者は特に花全般に関心を持っておられる方が多いように見受けられたが、中には詳しい知識を持っておられる方もおられ、品種をノートにメモされ勉強されていたのには驚いた。これほど華麗なる椿の世界を見たという方はほとんどいなくて、企画は成功したのではないかと思われる。ただ、午後一番の時間帯は2日間とも急に多くなり、会場はごった返していた。会員の説明係の方が協力して対応しても、なかなか全員に説明できる状態ではなかったが、皆さん説明文を良く読んで下さり、来客者は随分満足されて見ておられる様子で、自分のペースで観賞できるという環境も必要なのかなとも思ったのである。
特に印象に残っている言葉として、最初に発する言葉は「うわーー奇麗」、「どしたん、これは、これは」、「奇麗ねえ、正月を2度迎えたような気分ですよ」、「椿ってこれほど、沢山品種があるのですねえ、知らなかった」、「玉之浦の発見って、大したものですねえ。」
「こんなに沢山の品種が徳島にあるの?知らなかった。」、「何だか、バラを見ているようですねえ。」、「花だけ見ていると、とても椿とは思えないです。」、「今度、椿園に行ってみよう、実に素晴らしかった。」、「豪華洋種もいいけれど、やはり侘助のような一重の花が好きですねえ。」「こんなびっくりするくらい大きな椿の花があるのですねえ。知らなかった。初めて見ました。中国の椿なのですか。」等々数え上げればきりがないが、驚きと、椿の華麗な世界を始めて知った喜びと共にとても良い印象を持って観賞して頂いた。

6)改めて椿と健康について
脳卒中の後遺症として、雨の日とか台風による低気圧が来た日の病院での患者同志の挨拶はどなたも「今日はしんどいねえ。」と言う。気圧と後遺症とはとても関係があるようだ。医者に聞いても、学術的なことはまだ解明されてないようだ。とにかく、異口同音にこの“しんどい”の言葉を連発するのである。
私は3年前に退院した当時、椿の鉢の手入れをすることによって、この“言葉で表現できないほど辛いしんどい体調“を克服してきた体験を持っている。椿には得も言われぬこのしんどい体調を治す何かが隠されており、特に健康を害した患者に対して、椿栽培の健康にたいする効用を伝えていかなければいけないと言う使命があるのではと思うようになってきた。この紙面を借りて椿と健康について加筆させて頂きたい。
脳卒中患者、特に神経系統を患っている方には、気候、ストレス、環境の変化等に特に弱い。社会生活をするためには、このような外的障害に適応し克服していかなければならない。私の場合には何とか、半日程度は体が適応できるようになってきたが、一日中、会話をするとか、作業をするとかは難しく、体が拒否反応を起こすのである。このような現象を理解がされていない方に出会うとほんとうに悪印象を与えてしまうので、なるべく自分で早く席を外すように心がけているが、例えばOB会と懇談会が連続するととても辛いのである。今回2日間にわたり、来客者に対応したことにより、顔の表情も硬直し、言葉も思うようにしゃべれず、礼を失した場面があったかもしれない。病気のなせる業であるとお許しを願いたいと思っている。
椿と接することはとても健康に良いと確信している理由は何なのかと問われれば、正確に応える方法を持ち合わせてはいない。しかし、婚約中の彼女のどこがいいのかと問われれば、何となくとの返事が多いと思われるが、椿の効用についての私の答えもそんなものである。とにかく夫婦となって生活してみて、相思相愛の仲になっていくようなもので、自分で栽培し、花を咲かせ、自分で観賞してみて味わいが判るというものだ。この愛情を注ぐ過程で神経に良い効果をもたらすのかもしれない。
とにかく、世間一般の方にこの椿の素晴らしい効用を伝えるためには、まず最初に椿展に見に来て欲しいと思うのである。徳島椿協会の健康な方にも、このことを十分お話できていないが、椿のもっている効果をぜひ知ってもらいたいと思っている。私のように、病気になって体験して後に知っては遅いのである。
それから、いったい全体、最も日本人が一期一会として、最高級のおもてなしをするお茶席の場に”椿を植えると、首をはねられると言われる不吉な花の一輪挿し“をどうして挿すのでしょうか。お茶会の亭主は「これほど素晴らしい花はないのです。」との思いで飾るはずでしょうね。この考え方の違いの溝はとても深いものがあります。時折、私は初対面の方に対して「私は椿の愛好家です。」と言うと、相手の方は「私も椿が好きです。よく不吉な花だと言われますが、私はそうは思わないのです。」と前置きされてから話されます。江戸時代に武士階級が流布したとされるこの首をはねられるという花のイメージを払しょくすることはとても難しく、椿の持つ健康に対する効用を傷つけていて、とても残念なのである。つばきの花を好んで、例えば病室に活けるくらいにしたいと考えている人は私だけではないであろうと考えるのである。

7)今回の椿展の反省と今後について
今回の椿展の紹介は私が発起人となったこともあり、来場者については、私がお世話になっている病院関係者の方や見舞いに来て頂いた方、友人知人、先輩諸氏の方が多かったようである。他の徳島協会会員の方は多少遠慮されて、来場者に案内されるのを躊躇されたのかもしれない。老人ホームの入所者の方、関係者の方、カメリアの周辺にあるアパートの住民の方も多かったようである。今後は椿協会の会員の皆さんが競って来場者を誘い、説明されて、和やかな雰囲気で会話をしている雰囲気にできたらと考えている。私は多少でしゃばりすぎたきらいがあると反省している。
また、展示用の写真とコメントをセットにして作成した写真パネルと花瓶の一輪挿しとは必ずしもセットになっておらず、バラバラの状態であったが、できる限り、セットにして、写真の風景で咲いている樹形とかバックの風景とかを工夫された写真を展示することも一考の余地があるように思われる。咲く時期が違って必ずしもセットにならないのはやむをえないが、セットにすることにより、より良く見栄えがするように思われる。また、原種と品種改良した兄弟親子関係にあるものを纏めて展示すると理解しやすいようにも思われた。
世界の椿の原種についても、興味深く知りたがっている方もおられ、金花茶、玉之浦等の原種の魅力についても、もっと話せばよかったと反省している。
また、ビルドナンドの写真と正義の鉢花が展示されたので、日本からヨーロッパに渡り、世界に広まるきっかけになったとの話は現実味を帯びて、とても興味を持って聞いておられたし、話がし易かったのは良かった点である。
また、特に反省すべき点は、午前11時頃と午後1時過ぎの時間帯には一度に大勢の方がドッとこられたのには驚いた。日頃何かとお世話になっているので、説明しようと努力しても、対応できないのである。このような場合には会員の相互協力が欠かせないのである。今後相談して改善すべき点であると思われた。
また、アンケート用紙も準備したのであったが、筆記する場所も狭く、対応ができなくて、結局勧められず、そのまま持ち帰ったのである。もう少し余裕をもって記入する場所を確保したかったと反省している。
また、入場者の中から今展示している苗を購入したいとの要求があり、最初から営利目的の販売はしませんとのカメリア側との約束でしたので、今後要望に応えられるようにするのも検討する価値があると思われた。また老人から一輪でよいから花を頂けませんかとの要求に、今回は余分に余った花があったのでこれを差し上げると、大変喜んで頂いた。最初からプレゼント用の花も用意しておくこともアイデアとしとして必要なことかもしれない。

8)椿油の工業的利用について
この機会を利用して私の椿に対する日頃の思いについても追記させて頂きます。
近年、全国の椿愛好家の間で椿油に関心を持っておられる方が増えており、急遽沖縄全国椿サミットで研究会が開催されました。私も関心を持っている内の一人です。毎年2月に徳島県立大学校主催の未来学が開かれ受講していますが、徳島だけではないのですが、30年後、50年後の未来はこのまま推移すれば、農山村、漁村ともこのような状況になりますよとの内容の講演を聞くと空恐ろしくなってきます。限界集落、廃村が至る所に出現して、まさに危機的な社会となるようです。今の内に対策を考えておかないと、孫やひ孫の代には取り返しのつかない環境が発生することは明らかです。ではどうすれば解決できるのか考えて下さいというのがテーマなのです。
私は日本が誇る椿にその解決のヒントが隠されているように思って提案しています。
椿は観光資源だけではなく、種子の油に含まれるオレイン酸には工業的資源価値があります。食糧、医薬品、化粧品だけでなく、燃料、油剤、安定剤等数え上げればきりがありません。まさに宝の宝庫なのです。九州の長崎県五島市の地域活性化の取り組みが脚光をあびているようですが、まさに日本の風土にあった植物と言えます。マレーシヤやインドネシアでパームヤシのプランテーションが昔のゴム園に代わって脚光を浴びているように、日本では椿のプランテーションを作ることは夢ではないと思うのです。杉や檜は数十年かけて成長させ、一度伐採すれば、その時だけ現金収入が入ってきますが、一度きりで、これでは経済の持続性がありません。実を取って油を搾る場合には毎年収入があります。持続的経済発展が可能なのです。しかも、この素材を使う産業のすそ野が広いことにより、雇用の場が沢山できることになるのです。
このような未来に金のなる木を想像して、いかに油の沢山採れる品種を開発するかが、今後の大きなテーマになります。ここに目をつけている研究機関は、中国雲南省の椿研究所だと聞き及んでいます。日本ではまだそれほど熱気があるように思えないのですが、将来を見据えてこれから考えていく必要があると思っています。
以上のような思いから、果肉が薄く、果実の大きく、種子に含まれる油成分の多い種子を開発することが必要です。どこか自家受粉し、油の沢山採れる品種はないか探していますが、そんなに簡単ではないようです。種子を撒いて種を採るまで最低でも5年は必要であるから、時間がかかります。誰もこのような研究をしたがりませんので、結局暇のある愛好家の仕事になるようです。私はこのような考えのもと、数年前に吹田の園芸店で購入したりんご椿を育てています。一般的にりんご椿は実は大きく種子は小さいのですが、私の自宅にあるりんご椿は実も種子も大きく、油の成分も多いように思ったので、この種を蒔いてみると、成長も早いことが判りました。これをふやして、油茶系統の品種と掛け合わせると、本当のりんごに匹敵するくらいの実ができるのではとひそかに期待しています。これから、長い年月をかけて椿協会の皆さんと相談しながら挑戦してみようと考えています。現役を退いても、高齢者の仕事としては価値があるのではないでしょうか。

9)総括
私は3年前脳卒中で倒れ、瀕死の入院生活を余儀なくされ、病室で辞世の句を作るほどのドン底の生活から、何とかここまで立ち直れ、念願の椿展の開催が実現できましたこと、本当に嬉しい限りです。老人ホームカメリアの皆様、祖父江会長様はじめ徳島椿協会の会員の皆様のご努力に対し、心より感謝申し上げます。開催日に向けて気温も上昇し、花の開花が最高の状態となり、ようこそ華麗なる椿の世界へ!のコンセプトは見事に実現し、企画担当者として最高の喜びを味わうことができました。また、来場者も多く、また来年まで生きていますから、ぜひ来年もお願いしますとの言葉を頂き、ほんとうに椿の愛好家になってよかったと思っています。今後、神戸KCSの皆さんにも教えて頂き、徳島椿協会の会員との親睦も図り、より一層努力をして頑張っていきたいと思っています。
最後になりますが、お会いしても、言葉が思うようにしゃべれないので、この紙面を借りて、改めて私の思いを書かせて頂きました。有難うございました。
以上

城崎マリンワールドへのバス旅行

矢吹あさゑ

En la 16a de junio, la lasta dimancxe mi iris al akvario (城崎マリンワールド) por unutaga vojagxo de la sindikato de la logxantoj.
Ni iris en tri busoj.
Ni bezonis cxirkaux tri horojn ec^ sen trafika stagno.
En la akvario mi vidis kelkajn impresajn objektojn.
Unue estas kliono、angxelo de flosanta glaciego. Gxia longo estas 1 centimetro kaj gxia korpo kun angxela flugio estas kristala.
Kliono(クリオネ) estas tre cxarma.
Due estas rosmaro.(セイウチ) En spektaklo de delfeno kaj orelfoko rosmaro aperis kelkaj fojoj. Gxi kunfrapis manojn kaj piedojn.
Gxi levis sin duone, kiel en levpus^oj.
Mi unuafoje vidis spektaklon de rosmaro. Mi surprizigxis kaj gxojis.
Trie estas holoturio. Mi unuafoje tusxis gxin.
Mi volas denove viziti la akvarion(城崎マリンワールド)、kun niaj genepoj la sekvantan fojon.