La Vento 370

La Vento

N-ro 370   2016. 3月号

Suita Esperanto-societo
吹田エスペラント会会報  発行:矢野義男 吹田市山田東2-25-13
郵便振替 00970-0-319578   年会費 6000円  準会費 2400円
ホームページ http://suita.chu.jp


このところ小用に追われてゆっくりと散歩することができなかったが、今日(3月23日)は、久しぶりに家(地下鉄江坂駅から徒歩13分ほどの所)の近くの糸田川の堤防周辺を散歩することができた。
堤防へ行く途中には、唯一の田んぼがあり、レンゲソウのこぼれ種が育って花をつけていた。でも、田んぼのほとんどがぺんぺん草で、その間にちょろちょろとレンゲソウが咲いていた。もう少し暖かくなるとレンゲソウが繁殖してくるのかもしれない。
堤防に沿って桜が植樹されている。その桜並木の中の3本ほどに数輪の花が開花していた。咲き始めを間近でみると何か私の心にもぽっと明かりがともったような和やかな気持ちになった。
並木の下、堤防の道沿いには地域の老人会のボランティアが花壇を管理してくれていて、様々な花が色取り豊かに咲き誇っている。名前を知っている花はほんの少ししかない。水仙、パンジー、サクラソウ、・・・。その中に長く伸びた花茎の先にスズランに似た白い花を下向きに3~4個つけたスノーフレーク(鈴蘭水仙)があった。風にふるふると揺れる様はとてもかわいらしい。
川をのぞきこむと、1匹のカメがのんびりと浮かんでいた。岸にのりあげて2匹そろって甲羅を干しているカメもいた。サギに似た白い鳥が羽づくろいをしていたり、番(つがい)のカルガモがのんびり餌をついばんでいたりする。河原の緑の草の上をふわふわとモンシロチョウがとんでいる。枯れ蘆の上を迷ったようにとんでいるのはモンキチョウ。
二つ目の橋で折り返すと、鶯の鳴き声が聞こえてきた。まだ、完全ではなく最後の所がぎこちない鳴き方だ。「ホーケキョケキョン」大きな家の庭のこんもりとした木の中から聞こえてくる。透き通る声にしばらく聞きほれていた。うぐいすさん、もっとじょうずに鳴けるようにがんばってね、と声援を送る。
幼稚園の前の土手の柵の川側の堤につくしの生息地を見つけた。つくしんぼはもう、大半がスギナになっていた。もうちょっと早かったら柵のすきまからつくしんぼをとれただろうに・・・。残念。ところどころに雪柳のかたまりが咲きだしていて、ああ、春なんだと実感。
冬のマントを脱ぎ棄てて、まばゆい春の光の中に明るい未来を信じて力いっぱいかけだすぞ!
(矢吹)
木岐椿まつりについて
徳島市在住の吹田エスペラント会の矢野明徳さんたちが、徳島県の南町木岐で3月12日(土)~13日(日)に椿まつりを開催されました。その開催に向けての準備にとてもご苦労をされたようですが、みごとに大成功をおさめたということで心からお喜び申し上げます。
矢野さんたちがなぜ椿まつりを計画されたかが詳しくわかるので、その「趣意書
を掲載させていただきます。

趣意書(平成27年12月吉日、木岐椿まつり実行委員会、会長 橋口嘉昭)

この度、美波町木岐椿公園愛護会は平成28年3月に木岐椿まつりを開催するため、木岐椿まつり実行委員会を発足させ、広く県民の皆様に木岐の魅力を知って頂き、将来の観光地として、また地域の発展のため、活性化のための活動の輪が更に拡がることを願い、ここに各種イベントを企画致します。
自然豊かな海と山に囲まれた木岐は昔から椿の自生林が沢山生育しており、万葉の時代から日本人に愛されてきた長寿の木としての椿を、満石神社の裏山に植樹し、将来椿園に育て上げようとの機運が生まれ、平成12年3月に木岐椿公園愛護会として発足致しました。私たちの活動は休むことなく、約16年の歳月をかけて椿を約1000本あまり植樹してまいりました。当初小さい苗木を植えた木も現在は数メートルの大木にまで成長しているものもあり、椿の花もりっぱに咲き始め、最近では椿公園としての全容が見えて参りました。
私達はこれまで徳島県ツバキ協会の下部組織として活動してきた経緯がありますことから、平成27年6月の徳島県ツバキ協会の総会の場で、平成28年の椿展を木岐にて開催してはとの提言を頂き、木岐椿公園愛護会が中心となり、徳島県ツバキ協会が全面的に支援することで、木岐椿園の開園式と併せて椿展を行うことが決定されました。
木岐椿愛護会は会員数50名程度の地元の有志の寄合世帯ですが、基本的には地域の交流の場であり、環境保全活動の地方団体組織ともなっています。災害時には防災組織の一翼を担うべき存在ともなり、最近では地域活性化を推進する支援団体ともなりうると考えております。
また、私たちはこの機会に地元の魅力を更にアピールしたいと考えておりましたところ、幸いなことに、木岐は全国的に有名な書道家である小坂奇石先生の生誕地でもあることから、書道展も企画し、書と椿の古里としてのイメージを定着させてはどうかと考え、書をテーマとしたイベントも併せて企画致しました。既に徳島県の書道家の重鎮にご意見をお聞き致しましたところ、快い御返事を頂き、ぜひ推進すべきとの声も頂いております。
木岐椿まつり実行委員会は、ただ単に木岐の為だけではなく、美波町全体の活性化にも繋がっていくものと信じておりますし、地域活性化のモデル地区としての取り組みでもあると考えております。
最後に、私達木岐椿公園愛護会をはじめ、地元の町内会の総力をあげて、椿公園の開園を盛大にお祝いするため、木岐椿公園開園記念椿展を開催し、小阪奇石先生書道展、及び同座談会も併せて企画致しますので、地元の美波町はもとより県下各地から来訪頂けるよう各種団体に格別のご支援を切にお願いするものです。

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木岐椿まつり当日のイベント内容は木岐椿公園では、椿ハウス内で椿品種の紹介、木岐のうまいもん(伊勢エビの味噌汁、ちらし寿司、ぜんざい、かまぼこ、干物、野菜、ケーキなど)の紹介、椿油・椿苗木・絵葉書などの販売、椿の講習会、大道芸(かっぱのげんさん)などが披露されました。木岐夢ギャラリーでは、郷土の偉人「小坂奇石」書道作品展や座談会「小坂奇石氏を語る」が開催されました。また、木岐公民館では木岐の芸術家作品展などが開催されました。
このイベントには、野田淳子さんのコンサートも計画されていたのですが、室内の会場が使用できなくなり、野外となってしまったので野外活動をドクターストップされている野田さんに歌ってもらうことはできなくなってしまったそうです。また、婚活バスを仕立てて関西から若者を呼ぼうという楽しい企画もあったそうですが、バスの運行が素人の企画では法律違反と指摘されて断念されたそうです。様々な苦労を乗り越え、当日は1000人以上もの人々が集まり木岐椿まつりは成功しました。よかったですね。

3月6日の座談会「小坂奇石氏を語る」について矢野さんがエスペラントで書いてくださったので載せます。

En la 6-a de marto okazis la konversacio pri s-ro Kosaka Kiseki, kiu naskiĝis en la urbeto Kiki kaj estis fama karigrafisto en japanio.
Ĉirkaŭ 70 aŭskurtantoj aliĝis al ĝi. La prezidanto estis s-ro Tsunematsu, kiu estas ĝenerala sekretario de Tokushima Kamelia societo. La reprezentantoj estis s-ino Kosaka Ĵunko, kiu estas la unua filino de Kiseki kaj emerita profesoro Azuma Nankou, kiu estas la unua disĉiplo de Kiseki, kaj s-ro Kageji Yoshiharu, kiu estas urbestro de urbo Minami.
La diskutado pri s-ro Kosaka Kiseki laŭ la diversaj vidpunktoj daŭris dum 1.5 horoj .
Ĉiuj aŭskultantoj fervore aŭskultis pri la enhavo de konvertsacio.

☆ 吹田エスペラント会の総会について
5月29日の記念事業会場の下見を兼ねて
日時:4月23日(土)13:00~
場所:メイシアター入口の喫茶店前に集合

☆ 吹田市文化団体協議会60周年記念事業について
吹田市文化団体協議会は今年で60周年を迎えるのでその記念事業に吹田エスペラント会も何かをするようにいわれていた。なかなかいい知恵が浮かばないまま期日が迫り、結局講習会と展示会で参加をすることになり、入門講習会の講師は川村泰範氏にお願いすることになった。日程と内容は下記のとおり。
入門講習会
日時:5月29日(日)17:00~18:30
場所:吹田メイシアターレセプションホール
「誰でもわかるエスペラント入門講習会」
スカイプでタイのバンコックをつないでエスペラントの初歩を直接法により教える。
講師:川村泰範(かわむらやすのり)
(Cseh—instruisto有資格者)
エスペラントによりエスペラントを直接教えるチェメトードの講師の資格保持者。
展示会場
1階集会室 11:30~18:30

第64回関西大会のお知らせ
日時:2016年6月18(土)・19日(日)
会場:国際障害者交流センター(ビッグアイ)
主催:堺エスペラント会、富田林エスペラント会、一般社団法人関西エスペラント連盟
大会テーマ:協力・対等・創造
・InformiloはLa Movado 3月号に綴じ込んであるので見てください。
・アジアからの招待者はAlbert Stalin Garridoさんでビザ申請に向けて準備してい
るそうです。
・記念品は『エスペラント運動を考える―La Movado誌から(仮)』
目下、初稿の版下は完成し、校正を進めているそうです。
大会参加費:3月末まで 4000円;4月末まで 4500円;5月以降  5000円